propellerの新作発表『きっと、澄み渡る朝色よりも、』

あやかしびとやBulletButlersなど熱い作品が売りのpropellerの新作が今日発売のテックジャイアンにて発表されました。

こんどはどんな漢が出てくるのか……?と喜び勇んで雑誌を買いに行ってみれば意外にも普通のエロゲっぽい作品紹介でした。

キャッチコピーは『色とりどりの人間模様の中に浮かぶ様々な“優しさのカタチ”を描いたエモーショナルADV』

と今までのバトルを前面に押し出してきたpropellerとは一味違ったキャッチコピーになっています。

絵師も漢に定評のある中央東口さんから冬のロンド等の原画のやすゆきさんとおとぼくのED等デフォルメに定評のあるヨダさんに変わったことで、今までの男臭いイメージは一新されています。

個人的にはpropellerには漢を前面に押して突っ走って欲しかったので、少し残念な気もしますがシナリオが朱門優さんということで、これは何かあるんじゃないのか?と勘ぐる部分もあります。

http://www.lumpofsugar.co.jp/product/itsusora/story.html
上のアドレスは朱門さんがシナリオを書いてる『いつか、届く、あの空に。』という作品の紹介ページですが、このHP一見普通の萌え作品に見えます。サンプルCGなどを見てもバトル要素などは特に見当たりません。

しかしこの作品、実は結構濃い異能バトル物です。
主人公はいきなり覚醒して、あらゆる武器を使いこなせるようになるし、ヒロインの一人は実は魔術師の家系で子供のころに主人公に魔法を使っていて───なんて話もあれば、別のヒロインは実はルーン魔術を極めてい───なんてHPを見ただけでは予想も出来ないようなバトル展開が繰り広げられます。
プレイ直後は「個人的にはそれなりに楽しめたけど、Nursery Rhymeきしめん)でデビューしたブランドでいきなりバトル展開に持って行って大丈夫なのか?」などと思ったものですが、propellerなら唐突にバトル展開に持っていっても何の問題も無い、というかむしろバトル展開にならないほうが問題な勢いですし確実に何かやってくれると信じています。


雑誌の片隅にも
『和風前回の舞台設定に関して、雰囲気作りとは別にシナリオ上の理由も存在するとの事。インタビュー中に出てきた“大掛かりな仕掛け”なんて言葉を含め、どうやら単なる学園青春ドラマでは終わらなそうな気配……続編に注目です!』との記事もありこれは本格的に期待しても大丈夫かと。

タイトル的にも
いつか、届く、あの空に。
「きっと、澄み渡る朝色よりも、」

となんとなく同じような響きですし。
しかし気になるのは「いつか、届く、あの空に。」が。で終わっているのに対して「きっと、澄み渡る朝色よりも、」は、で終わっていると言う事は続き物なのか……?

まあなんにせよpropeller信者としては新しい作風で挑む新作がどうなるのか非常にwktkしてます。
それはそれとして東出祐一郎中央東口コンビも何か発表してくれると非常にテンション上がるんですが。
BulletButlersのPS2移植でコゼットルート追加まだー?