ヤマカンのインタビューを読んで思ったこと

ヤマカンこと山本寛氏のインタビュー記事を読んでふと電波が降りてきたので久々にブログ更新。
きっかけは↓の記事です。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1007/26/news010_2.html

>先祖返りした話にまた戻りますが、アニメがそれこそ伝統芸能・芸術になって、一部の大金持ちや貴族がパトロンとなって、その庇護のもとに一握りのアニメのクリエイターが作品を作り続けていく時代にひょっとするとなるのではないかと思います。
(中略)
これが度が過ぎていくと、二極化するんじゃないかなと思っています。業界がアニメ保存会みたいなところで保護されて、ビジネスとしてかろうじて成立しているという一方、趣味の一環としてアマチュア作家が好きに作品を作ってWebにアップする、という同人誌レベルの活動で満足するという時代が来るのではないのでしょうか。

↑の状況が近づけばむしろ最終的には完全にビジネスに特化したアニメと伝統芸能・芸術に特化したアニメに二極化する時代が来ると思います。
そりゃ自分達が生活できるかどうかの瀬戸際になるのですから必死です。
どんなえげつない商売でも儲かるのなら手を染めるでしょう。
“一部の大金持ちや貴族がパトロンとなって、その庇護のもとに一握りのアニメのクリエイターが作品を作り続けていく”環境づくりよりは“一部の金持ちのオタクから徹底的に搾取してその利益を伝統芸能や芸術の域に達しているアニメの作成につぎ込む”状態に持っていく方がよっぽど簡単そうです。

そして“一部の金持ちのオタクから徹底的に搾取して”の時に非常に参考になるのがAKB48です。
どのような商売が行われるのかについて分かり易く説明するために、けいおんのAKB48商法を考えて見ます。

(1) DVD/BDにHTTのライブの抽選券が付いてくる

(2) DVD/BDにランダムで封入されるカードが付いてくる

(3) DVD/BDの唯ver,紬ver,律ver,澪ver,梓verが発売される。(ジャケット・キャラコメ・特典映像で差別化。)

(4) (3)の売り上げ多かったキャラ主演で映画作成。

 適当に4つほど上げてみましたが、多分このように出来るだけDVD/BDを売らせようとするビジネスモデルが発展していくと思います。
?書いてて思いましたが、映画館に行ったりBDを買うとランダムでフィルムが貰えるってのは既にやってましたね。
そのフィルムをネットオークションで数十万円出して買う人がいる辺り、搾取される土壌は十分整っていると思います。

 もちろん今はアニメがいっぱいあるのでこんな露骨な商売出来ませんが、将来的に本数が減っていればあるいは……?