よくわかる現代魔法はきっと何かをやってくれる。

 よくわかる現代魔法のアニメが予想外の方向で面白かったので、ちょっとだけ感想を。
 
 何故いきなり3巻の内容から始めるんだ?何だこの意味不明さは?

 正直この一言に尽きます。原作の一巻は『主人公のこよみが家の押入れに入っていた魔法学校のパンフレットを見つけて───』といった感じで始まるオーソドックスな導入でしたが、アニメの始まり方は何故か弓子(幼女)とこよみが敵と戦っているところから始まるという導入に置き換わっていました。

 その後OPが流れて、この後何かの説明があるのか?と思いながら見ていても、どうやら弓子の過去話から始まっているということ以外は特に理解出来ずにこよみが登場。そのまま良くわからないまま一話終了。現代の時間軸での出会いや事件をすっ飛ばして過去の時間軸の話をやってるのでこよみが何を言っているのか、何をしたいのか原作未読の人で理解できた人はほとんどいないんじゃないかという勢いです。
 

 ここで意味分からないしもう見なくてもいいかな、と思って見るのをやめるのは簡単ですが、ここまで意味が分からないと逆に興味がわいてきませんか?
 ともすれば、よくわかる現代魔法自体が良く分からない作品という評価で片付けられてしまいかねない第一話でしたが、この意味不明さはアニメ製作者側が意図して作りだした意味不明さであり、きっと後になって見返せば何らかの意味があると信じてみるのも悪くないと思います。

 原作の1巻と3巻はある魔法でリンクしているのでそこら辺をうまく1つに収束させていけば面白くなる……かも?それどころかそんな予想すら裏切って何かもっとぶっ飛んだことをしてくれるのか、楽しみにしてます。